マスクの輸入と輸出　2021年から新たにHSコードが出来ました。

以前にも記事に書いたマスクのHSコードですが、2021から新たにHSコードが新設されました。

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今まではその他の布製品

今までは、分類表の中に「マスク」のHSコードはありませんでした。

そのため布製のマスクの場合、63類にある「その他の布製品」に分類していたのですが、新たにマスクのHSコードが新設されました。

N95規格のマスクも別途新設されています。

また、39類にも新たにマスクが新設されています。

39類はプラスチック製品なので、「え？」と思うかもしれませんが、おそらくスポンジの様な素材がここに来るのだと思います。

布マスクの素材を見ると、ウレタン、アクリル、ポリエステル、ポリウレタンなどプラスチック系の素材が書かれているものが多くあります。

この辺の見極めがわかりづらいと思いますが、これらプラスチック系の素材がつかわれていても、それが繊維となって出来ているものは63類です。

一方、スポンジの様に、編んだり織ったりしていないものは39類です。

布系素材のマスク（不織布やガーゼ、化繊、綿など）

関税率4.7%

プラスチック系素材のマスク（ウレタンマスクなど）

関税率3.9%

輸入する製品をよく確認して、可能な限りインボイスにわかりやすく記載する事が重要です。

マスクを輸入する人にとって、マスクといえば感染防止のマスク以外イメージしにくいかもしれませんが、実際に輸入されるマスクにはスキンケア製品のパックなどに使うマスクやガスマスクなど、実際には多種多様なマスクがあります。

「POLYESTER WOVEN MASK」や「URETHANE SPONGE MASK」など、材質も合わせて記載されていると間違いがなくなると思います。

消費税がかかることもお忘れなく。