キンモクセイとペンの香り

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匂いのフラッシュバック

匂いというやつはフラッシュバックがある。

これって、他の人もそうなのかな?

多分同意してくれる人は少なくないはず。

カビ臭い古い民家の匂いからおばあちゃんの家を思い出すなんてのは序の口。

材木屋の匂いから子供の頃に住んでいた近所の風景が蘇ってきて「あ、そう言えば通学路に材木屋があった気がするなー」なんて忘れていた記憶が蘇ったこともあった。

不思議なのはその思い出し方。

まず先にその情景が頭に浮かんで、後から事実を思い出す。

全く繋がりが思い出せないような無関係な情景が頭に浮かぶなんてこともある。

匂いのするペン

さて、タイトルの話です。

ご存知の方も多いと思う。

良い匂いがするペン。

ポールペンだったか、蛍光ペンだったか、とにかくそのペンで何かを書くと良い匂いがする。

1980年頃からボクタチ小学生の間で流行った。

ファンシーグッズ花盛りの時代。

かわいい形のメモ帳に書かれた、他愛もない文章からいい匂いがした。

その時はそれがなんの花の匂いなのか全くわからなかった。

そんなペンの存在もわすれていたが、ある時、道でキンモクセイの匂いを嗅いだ途端、うわっと頭の中に小学校の教室の風景が蘇った。

この時もはじめは繋がりがわからなかった。

少し時間をおいてからだんだん思い出してきた。、

「そうだ、小学校のの頃、この匂いがするペンがあった」

それ以来、毎年秋になるとあの頃の教室のワンシーンが頭をよぎる。

人の記憶って不思議だなぁもいつも思う。

何気なくYoutubeを見ていたらズバリその話をしていて驚いた。

【驚愕】意識の正体「それは自分ではない」無数の認知機能(驚きの身体制御)

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