【本、書籍の輸入や輸出】その関税、消費税、免税について注意点をまとめました。

関税、HSコード/税番のはなし

はじめに

本の輸出入についてその税率や注意点を書きます。

関税はフリー(0%)です。

消費税については、一部のもののみ免税になります。

通関の際は本の冊数が必要で、インボイスに明記されている必要があります。(わかれば正味の重量も)

税番(HSコード)と免税

一般的な本

「一般的な本」と言う言い方をしましたが、例えば、小説や参考書などの書籍、文字が主になっているものです。学術書などもここに含みます。

一般的な文書や製本された写真集や画集

  • 税番(HSコード):4901.99-000
  • 一般的な文書:免税対象
  • 写真集や画集など:免税になりません。

辞書、辞典

  • 税番(HSコード):490191-000
  • 免税の対象になります。

雑誌類

  • 4902.90-000(週刊誌は4902.10-000)
  • 一般的な雑誌は免税になりません。
  • 文字だけの雑誌や、学術性の高い内容のものは個別に税関に確認してください。

絵本

  • 税番(HSコード):4903.00-000
  • 免税にはなりません。

地図・海図

  • 税番(HSコード):4905.91-000(製本されていないものは4905.99-000)
  • 免税の対象になります。

楽譜

  • 税番(HSコード):4904.00-000
  • 免税の対象になります。

ワイセツなもの・ポルノなどについて

言わずもがなですが、社会悪と言われるものについては輸入も輸出も出来ません。

特に児童ポルノは関税法の条文にも明確に記載されています。

税額計算ツール

消費税が免税になるものが多くありますが、消費税がかかるものについてはこちらで確認してください。(消費税率10%)

参考

Webタリフ49類

 

 

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