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関税だけで輸入時の税金を見積もるとイタイ目に
特に個人輸入のお客様とお話をしていると、消費税がかかる事に驚く方が多くいらっしゃいます。
輸入する時は関税がかかる。というのはなんとなくわかっていても、消費税はつい忘れがち。
ですから、輸入するときに関税率を調べて、「これを輸入すると税金はこれくらいだな」と思いきや、消費税もそこに加わるので、「え、思ったより高い・・・」となってしまうことがあるわけです。
関税がフリー(0%)の品物を輸入する時も消費税はかかります。
『関税フリー=輸入の時に税金がかからない』と思い込んでしまいがちですね。
2020年の今現在だと消費税10%、食品等の軽減税率だと8%です。
関税フリーの腕時計を買った場合でも10%の消費税はかかると言う事ですね。
計算が少々複雑
ざっくり計算するなら、例えば関税率10%の場合、消費税も合わせると20%ということになりますね。
10万円の物ならなら20000円
個人輸入で6掛けした場合、10万円×0.6×20%で1万2千円くらい。
これで大体の金額は分かりますが、実際はもう少し高くなります。
上の例で、6掛けした場合を正確に計算すると、12,600円になります。
税金に税金をかける?
実際の計算は関税額を足して、さらにそれに消費税をかけます。
え、なんで? ですよね。
そうなんです。
税金に税金をかける計算なんです。
だから単純に関税率+消費税率よりも若干高くなってしまうのです。
それから、計算を複雑にしているのは切り捨て処理。
途中、切り捨てたり元に戻したりとても複雑。
因みに税関のホームページに計算方法がサンプルを元に説明されています。
関税消費税を簡単に算出するページを作りました。
関税と消費税を計算するツールを作りましたので是非ご活用ください。
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