ACCESS（アクセス）のヘッダーとフッターには2種類ある。

アクセスのレポート機能を使って単票形式のレポートを作っていたところ、最初の一枚にしかヘッダーがついていないという現象が発生しました。

原因がわかるまでかなり時間を費やしてしまったので備忘録を書きます。

レポート機能について一応簡単に説明

アクセスのレポートと言うのは、出力結果を印刷する様な場合に、簡単に体裁の良い書式を作ってくれる機能です。

このレポートには単票形式というスタイルがあり、請求書などのように、1つのレコードに対して、一枚の紙を出力する場合などによく使われます。

ページヘッダーとレポートヘッダー

その名の通りですが、ページごとにヘッダー（又はフッター）を付けるか、レポート全体にヘッダー（又はフッター）を付けるかの違いです。

一枚だけ出しても結果は同じです。

複数枚出すと、ヘッダー、フッターの付きかたが変わります。

①ページヘッダー/フッター：何枚印刷しても、各ページにヘッダーとフッターが付きます。

②レポートヘッダー/フッター：複数枚印刷した時、レポートの最初と最後、即ち、最初の一枚目のみにヘッダーが付いて、最後の一枚にのみフッターが付きます。

作り方は簡単

レポートをデザインビューで開き、どこでもよいので右クリックをすると、プルダウンメニューが出てきます。

ここでこの2種類のヘッダーの選択が可能です。

選択するとそれに対応したヘッダー、またはフッターが出現します。

「単票形式」と言う名前から、ヘッダー、フッターははそれぞれのページにつくもんだと言う思い込みが原因で、理解するのに時間を費やしてしまいました。

今回のように、ページヘッダーを作るべきところ、誤ってレポートヘッダーを作成してしまったような場合は、この方法で、新たに空のページフッターを作って作って、内容をコピペすればOKです。