メルカリで売れちゃったので読み返してみた
もうこの本を買ったのは10年以上前だと思う。
いや、15年以上前か。
ビレッジバンガードで買ったのを記憶している。
当時サラッと読んでそのまま本棚にしまってしまったが、先日気まぐれでメルカリに出したところ、買い手がついた。
購入者のコメントに「昔、気に入っていた本」とあったので、気になって発送するまでに再読した。
売るのがもったいなくなった。。。
ちょっと売るのがもったいなくなるくらい良い本だ。
松樹泰平さんというひとをよく知らない。
知らずに購入し、未だによく知らない。
平たく言えば建築デザイナーをしている人のようで、その仕事の中で何店舗ものお店を成功に導いたらしい。
すべてのビジネスにつながる内容
建築や店舗の運営に関するエピソードがいくつか書かれているけど、その内容は、多くのビジネスの根本的なところにつながるものだと思った。
この本を私なりに要約をするなら、「ビジネスは人が潜在的に求めているものを与えること」だと言っているのだと思う。
そして、そこを深く追求すれば、アイデアは自然と出てくるものなのだと。
喫茶店の話、そしてラブホテルの話
いくつかのエピソードのうち、すごく共感できたものが、喫茶店の話と、ラブホテルの話。
喫茶店もラブホテルも行く人は「居場所」を求めている。
この本では「理想的な家」と表現している。
「人に居心地の良い場所を提供する」と言うことを深く突き詰めて行くこと、それ自体が「アイデア」なんだろうなと思った。
絶版?
すごく読みやすい本で内容も素晴らしいが、今はアマゾンにもどこにも無いようだ。
またどこかで出会ったら買ってしまうかもしれない。。。またね。
データ
- アイデアの素
- 著者 松平泰平 (まつき しんぺい)
- 出版社 飛鳥新社
- ISBN4-87031-110-0 C0095
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