私は外資系の国際物流企業で3年ほど前からRPA(自動化)のプロジェクトに携わっています。
現在、RPAの運用をはじめ、ロボットの制作は外部委託せずに基本的には自社の社員が行っています。
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止めることが最も簡単で有効なカイゼン
結論
タイトルそのものが結論ですが、自動化する前にまずその作業そのものをやめることが出来ないか考えよう、ということです。
また、やめることが難しいのであれば、もっと簡略化できないか考えます。
それでも残った作業工程を自動化することが効果的です。
問題は元から断とう!
うんざりする様な作業をやっていると、
「これ、自動でやってくれないかな〜」
と思うのが当然。
でも、自動化を進める前に、一度立ち止まって呟いてほしいのです。
「そもそも、この作業なんで必要なの?」
そうなんです。
そもそも業務フローに問題がある事が本当に多いのです。
RPAの魅力は即効性。だからこそ
スクリプトを書けば、その日からその作業をしなくて良くなるわけだから直ぐにでもRPAで自動化したい!
それに引き換え…
他部署と調整をしたり、上長にかけあったり、同僚に話を聞いたりと、業務改善は大変。
でも安易に楽な方ばかり選択すると…
いつのまにか、いらない仕事をするロボットだらけになってしまうのです。
喉もと過ぎれば熱さ忘れる
RPAで楽になってしまうと、もうそんな作業は無かったかの様に感じてしまいます。
まさにそれがRPAの凄さなわけですが、同時にその作業に疑問を抱くことも無くなり、業務フローを見直すチャンスすら失います。
まずは川の上流を変えられないか一度考える。
RPAにも色々ありますが、一番身近なものは、基幹システムへの入力や、そこからのデータの取り出し、又はエクセルなどの処理でしょう。
そう言った作業は言わば川下(下流)の作業です。
まずは川上(上流)で起きていることを知る。
そして、その自動化の作成にかかる期間や必要性を考えてから、その作業の自動化に向けて動き出そう。
そして、自動化している事はマネージャーやシステムの関係者が常に把握できる様な仕組みを作っておきましょう。
必要のない作業の自動化はやめよう!
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