見慣れているものには疑問を感じない
我が家の洗面台が古くなり、水漏れを起こした。
新築した時に取り付けたもので、もう20年以上になる。
そんな事で、ここ数日リフォーム屋さんを巡る日々が続いている。
先日、INAXの蛇口の展示サンプルを何気なくみていてふと思った。
「エコハンドル?」
最初、水量を制限するのだと思ったが、よく見ると違う。
正面が水で左が温水
言わんとする事を理解してはっとした。
この蛇口のレバーは右には動かないのだ。
昔から右が水で左がお湯と相場は決まっている。
だが、やはり中央で使うのが人情。
多くの場合、別に真水じゃ冷たいから真ん中にするわけではない。
ただなんとなく真ん中にして使っているだけだ。
使った後も真ん中の方が収まりが良い。
確かにお湯の使用量は確実に減るだろう。
あまりにも当たり前に使っているだけに今までなんの疑問も感じなかった。
カイゼンの前に気付き
構造的にはほんの僅かな違いだ。
でも、この事に気づいた人は素晴らしいと思った。
この事に気づくまでにどの様なプロセスをたどったかはわからない。
エコな蛇口レバーを作ろうとして、シンプルを極めたのか。
それとも、この事に気づいて商品化したのか。
複雑な構造を取り入れて商品を改良することはある意味簡単だ。
仕組みは簡単かもしれないが、ここに辿り着くまで紆余曲折あったのではないかと想像すると楽しくなる。
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