トレーディングカード(遊戯用カード)の輸入と輸出 その関税率と注意点

関税、HSコード/税番のはなし

遊戯用カードは、プレミアが付いたりすると高額になり、また、最近では海外の人気も高いため、ビジネスとして大きく伸びているアイテムの一つと言えますね。

そんな遊戯用カードの輸出入に関するポイントをまとめました。

関税率

輸入する場合の通常の税率は3.2%です。

※ここで言う通常の税率はWTO協定税率を言います。

※経済連携協定等の締結国で生産されたものに関する協定税率については下記リンクをご参照ください。

webタリフ(輸入)

税番(HSコード)

税番(HSコード)は「9504.40.0006」

輸入も輸出も全く同じです。

インボイス作成の注意点

数量について

通関する際に「数量」と「重量(Net Weight)」が必要になります。

重量(Net Weight)については正確にわからなければ、通関業者側で総重量に一定の係数をかけて算出します。

数量は必ず記載してください。

この場合の数量とはセット数です。

トランプなら52枚にジョーカーなどを加えて箱に入っていますからそれで一つと数えます。

小売用の袋に入った、キャラクターなどの遊戯用カードならその袋で一つです。

袋の中に何枚入っているかまではインボイスに記載する必要はありません。

何セット入っているかです。

例えば、100袋入りの箱が一箱だったら数量は100です。

申告価格が20万1000円未満の少額申告なら数量がわからなくても申告書は作成できますが、20万1000円以上は必須です。

生産国について

輸入で少額の場合、生産国や輸送形態によっては、インボイスへの原産国の明記がされていれば特恵税率、又は協定税率を適用出来るケースがありますので、可能な限り記載した方がよいでしょう。

輸出する場合も日本製と外国製の区別をする必要がありますので、生産国の記載は必要となります。

プレミア商品

最近はプレミアが付いてものすごく高いものもありますね。

そんな場合はその旨も記載した方が通関がスムーズです。

eBayなどを通じて日本から海外発送するもので高額なものはその理由として、プレミアが付いて高額であると言うことを記載しましょう。

書類だけを見た場合、金額の記載ミスなのか、本当にプレミアが付いて高額なのか判断がつきやすくなります。

リンク

webタリフ輸出

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