1科目免除の人の為のおすすめ通関士試験勉強法【過去問と組み合わせることで効果アップ】

自作ノートを作ろう

現在では、非常に有り難いことにインターネット上にさまざまな法律の全文があります。
これを印刷して、ファイルにすることで自分専用の勉強ノートを作ることができます。

関税法関税定率法通関業をすべて片面で印刷してもそんなに驚くほどの枚数にはなりませんので、この3つはすべて最初に印刷してファイリングします。

出版されている関税六法と比べると、大きな違いがあります。

それは余白です。

その余白部分に勉強したことを書き込む事ができます。 又、片面印刷することにより裏面が一面ノートとして使えます。

紙の左側を閉じてファイリングすると、見開きで右側に法令が印刷されていて、その左側のページは、前ページの裏面で全面白紙となります。

このスペースを活用して、どんどん自分専用の六法ノートを作っていきましょう。

実際の問題をみるとわかりますが、各法令の施行令などから出題されるケースが非常に多くあります。

 

施行令(省令、政令など)は必要に応じて印刷し、切り抜いたものを最初にファイリングしたものにテープで貼っていくと次第に自分専用の六法が出来てきます。

また、参考書などで上手にまとめてある表や一覧などがあればそれらを貼り付けていくのも良いでしょう。

左側の白紙部分につけても良いですし、右側にさらに見開きになるようにつけていくのも良いでしょう。

ここは、工夫していろいろ試してみてください。

過去問題集をやってから参考書で調べる

基本的な勉強法はやはり過去問題集をこなして行くことが一番の近道だと思います。

参考書を読むのはそのあと。

最初に時間をかけて参考書を読み込むのは非効率。

勉強を始める時期にもよりますが、はじめの数日でざっと参考書に目を通す程度ならまだしも、最初に参考書だけの勉強に長い期間をかけてしまうのは効率がよくありません。

問題に一度チャレンジしてからその内容を参考書などで調べます。

そこで大切なことが、法令の原文を読むことです。

参考書などに要約してあるもので確認することは良いですが、問題集でやった問題は、かならず法令の原文を読むことをお勧めします。

その上で、参考書などの要約を読むことで一層理解が深まり、記憶にも定着します。

良い要約を参考書でみつけたら、すかさずコピーして、切り取って自作ノートに貼りましょう。

ノートと一緒に、徐々に頭のなかも整理されていきます。

そして、勉強がすすむにつれて、原文の確認に要する時間は短縮していき、知識も深まります。

あとは普通のノートと同じように、自分の理解が間違っていることに気づいたら、ノートをアップデートしてより知識を深めていきます。

勉強は早く始めたほうが楽しくて絶対に楽

毎年2月頃になると問題集や参考書の出版が出揃ってくると思います。

本屋さんに最新の問題集がでたら、すぐに購入するか、アマゾンで予約できるならそれも一つの方法です。

いずれにしろ早く勉強を始めた方が絶対に楽しく、そして楽に勉強ができます。

いつ始めたとしても、夏以降に追い込み時期はやってきますが、そこまでの間に、リラックスした気持ちで勉強に取り組むことが、この追い込み時期を充実した時間にしてくれます。

これから関税法や関税定率法などの知識を武器にしていくわけですから、その法令に深く興味をもって是非知識の深堀りを楽しんでください。

問題集について

こればかりは一概にどれが良いとは言えませんが、おそらく誰もが時間が無い中で勉強しているのだと思います。

そういう意味で、1ページの裏表で1問ずつ問題と答えになっているものを私はおすすめします。

電車の中や、ちょっとした合間に勉強するのにはとても向いていると思います。

そして、追い込みの時期まで来たら、出来ればプラスしてもう一冊。

見慣れたはずの問題でも本番の試験で問題を見ると全く頭の中で繋がらないことがあります。

試験勉強が後半に差し掛かったら、別の問題集で締めくくることをお勧めします。


独学もスクールもどちらにも効率的

この、自作勉強ノートは独学でチャレンジしている人にも、スクールなどに入って勉強している人にもどちらにも効果があります。

スクールに入っている人にとっては少し時間のロスと感じるかもしれませんが、常に法律の原文で確認していく作業は、法令の全体を把握していく上でむしろ効率的です。

模試のススメ

模擬試験を受けてみることをお勧めします。

(2024年度)第25回 全国通関士模試 | 公益財団法人 日本関税協会

たぶん、思っているより辛めの結果となると思います。

ただ、これによって、今まで勉強の盲点などに気づくことが出来ますし、追い込みに向けての勉強の方向性が見えてきます。

在宅受験も可能です。ご自身のご都合の良い方法で是非チャレンジしてください。

最後に

貿易管理令や実務試験のことは今回書きませんが、問題を解いたあとにその根拠となる法令を読むということは同じです。

そして、これは他の試験勉強などにおいても共通することだと思いますが、つまづいた所にあまり時間をかけ過ぎないことも大切なコツです。

とかく法律に関する文章は難解な文章が多くあります。

じっくりと取り組んで、それでも腑に落ちなければ付箋を貼ってとりあえず先に進みましょう。
とりあえず先に進んで全体を理解し、あらためてもう一度読むと、以前より少しだけ理解できていることに気づくと思います。

そして、それを見やすい形の自作ノートにまとめていく事で勉強は格段に楽しくなります。

 

参考サイト

関税法施行令関税定率法施行令

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